OVERVIEW
直撃雷の物理的な影響と誘導雷による二次的な影響の両面から、物的損害・火災・人身傷害を防ぐための雷保護サービスを提供しています。
建築物自体を直撃雷から守る『雷保護システム』と、誘導雷から機器を守る『SPD(サージ保護デバイス)』を活用し、適切な雷対策を講じます。
雷対策に特化した技術者による雷保護システムの設計・設置工事に加え、接地コンサルティングや太陽光発電システム系統の制御・監視も行っています。
SCOPE OF WORK
直撃雷対策
構造物が直撃雷を受けると、強い電流が流れることで甚大な被害が発生してしまいます。避雷針の設置だけでは備えが不十分なため、より包括的な雷保護対策が必要です。
雷を捕捉して安全に地中へ流す「雷保護システム」、直撃雷の電流を制御する「外部雷保護システム」、等電位ボンディングにより火花放電を防ぐ「内部雷保護システム」の3つを組み合わせ、建築物の火災や損傷を低減できるよう対策します。
誘導雷対策
『雷保護システム』で直撃雷は防げても、誘導雷や逆流雷は防げません。完璧な雷対策を行うには、施設内部に流れた異常電圧や過電流などの雷サージを捕捉して、安全に地中へ放出できるSPDの設置が有効です。
領域と雷エネルギー量に応じた最適なSPDを選定・設置し、雷サージを放流することで機器への侵入を防ぎます。
具体的には、直流系統や交流系統、通信・制御系統など、保護対象ごとに適切なSPDを選定します。その後、各装置における雷サージの侵入ルートに対して直近にSPDを設置し、過電圧を抑制して機器を保護します。
接地コンサルティング
良好な環境で発電設備を運用するためには、感電や漏電事故から人や設備を守る「接地コンサルティング」が必要不可欠です。
お客様が大切な建築物を安心して運用できるよう、接地設計や工法の選定から工事の現場対応まで、雷保護の専門家が一気通貫でサポートします。
電力設備技術基準に規定された電気用接地抵抗値を確保するために、接地抵抗値の低減を行います。また、現場で土壌の大地抵抗率を測定し、接地設計の基準にします。
電圧降下法による接地抵抗測定や迷走電流の測定・調査のほか、接地抵抗計では測定できない過渡的な接地抵抗値をサージインピーダンス測定で調査します。
太陽光発電システム系統の制御・監視
太陽光発電システムを安定して稼働させるためには、システム系統の制御・監視を行い、設備の稼働状況を把握することが重要です。
発電設備に直流用継電器をはじめとする各種機器を設置し、安全な状態で電気が流れるように制御・監視します。
システム系統を制御・監視することにより、異常やトラブルの早期発見が可能です。また、遠隔地から発電量やパワーコンディショナーの状態を確認し、蓄積したデータから発電傾向を分析することもできます。
- 平成29年4月1日に施行された『改正FIT法』にて、適切に保守点検及び維持管理するために必要な体制を整備し実施することが義務付けられ、発電設備の保守管理・メンテナンスの実施が必須となりました。